6月16日、能代支部法座所で「お茶会」が開催されました。
平成24年から能代支部の定例行事として、どなたでも自由に参加できる「お茶会」でしたが、コロナ禍の3年間は支部法座所を閉鎖し、集会も自粛となりとても寂しい思いをしていました。
そしてようやくコロナも落ち着き、去年より再開することができました。
『お茶を一服』と題して 、はじめに、お茶の作法と、おもてなしの心を学びます。
そして、季節の花を愛でながら、お茶とお菓子(6月はすずらんでした) に、美味しい美味しいと心癒され、賑やかな楽しいひとときを過ごします。
今日のこの日のために、前日から、ひとつひとつの所作を丁寧に丁寧に、来てくれる方に喜んでもらうために 準備させて頂きます。
そして当日は、「あぁ、おいしかった!」「楽しかった!」と言っていただくことで、迎える側が嬉しい気持ちにさせてもらう…
そんな、迎える側と来てくれる側の笑顔はじけるお茶会です。
今回のお茶会に、93歳のお母さんを連れて初めての会員さんが参加してくれました。
日ごろ、認知症のお母さんを一生懸命介護している娘さんの癒しになればとお誘いさせて頂きました。
お母さんはよほど楽しかったのか、手拍子をしながら懐かしい歌を何度も何度も歌って披露してくれました。
娘さんは「どこに行っても、すぐに帰ると言い出す母親が最後まで楽しそうにしていた!」と普段と違う母の姿に驚いていました。
お母さんがずっと歌を歌ってくれて、お茶会が歌会のようになりましたが、みんなの手拍子と笑いいっぱいの楽しい時間となりました。
これからも能代支部の悦びの輪が広がるありがたいお茶会を続けていきたいと思っています。 合掌