平和活動

一食を捧げる運動

一食を捧げる運動

「一食を捧げる運動」は、世界各地で起きている災害や紛争、貧困などで苦しむ人びとに思いをはせ、食事を抜いて空腹感を味わい、抜いた一食分の浄財をさまざまな支援活動に役立てる、“いつでも、どこでも、誰にでも、いつまでも”できるわかちあい運動です。

立正佼成会では、「ひとの痛みを知り、ひとの幸せを祈り、ひとのために行動する心を育てる」三つの精神を理念に、信仰的実践として、大切に取り組んできました。

[同悲]
一食を抜くことによる空腹感を通して、貧困や紛争下の人々の苦しみを自分の痛みとします。
[祈り]
苦境にいる人々の平和を祈ります。また、自分自身のいのちを見つめ、平和な社会に少しでも役立ちたいという願いを高めます。
[布施]
節食した分を財的な支援として、困難な状況下にある人々の応援に役立てます。また、貪りの心を振り返り、少欲知足の心を深めます。

秋田教会では、毎月1日と15日を「一食を捧げる運動」の実践日とし献金させて頂いています。各家庭においても献金箱を配布し、教会一同心ひとつに取り組ませて頂いています。

一食を捧げる運動

一食貢献プロジェクト

     一食貢献プロジェクト

本プロジェクトは、日頃より取り組んでいます「一食を捧げる運動」の浄財の一部を地域の非営利団体への支援を通じてあたたかい地域づくりに役立てることを目的としています。
困難な状況に直面している方々に寄り添い、支えていこうという志を持ったボランティア団体やNPO等に対して、「同悲・祈り・布施」の基である「慈悲喜捨の心」をもって、地域貢献活動を展開しています。

現在、秋田教会では、「特定非営利活動法人 あきた子どもネット」と「あきたファミリーハウス」の2団体に地域貢献させていただいています。
「特定非営利活動法人 あきた子どもネット」は、〝子ども食堂〟を運営し食事の支援を行っています。また同時に学習支援も行っており、学習支援終了後、食事支援を求める家庭には、食糧支援を不定期で行っています。また、「あきたファミリーハウス」は、病児に付き添う家族支援の宿泊施設として、病院近くにアパート1室を借り上げ、一泊1,000円で提供しています。

この2団体は、社会の様々な問題を直視し、善意で運営している団体です。子供にかかわる様々な地域の活動は、どのような社会情勢や環境であろうと必要とされています。地域貢献を通じて、活動支援の一助だけでなく、今後もつながりを持って学びあい、「一食を捧げる運動」への意識の高揚につなげていきたいと思います。
支援先団体の代表者とのご縁は、諸問題の現状や背景を知る機会となり、〝誰もが誰かの応援団〟思いやり、わかちあいの心を育み、会員一人ひとりの平和と祈りと浄財をお届けし、地域とつながってまいります。

一食貢献プロジェクト

親子で取り組むゆめポッケ

 親子で取り組むゆめポッケ

ゆめポッケは、ただ物を送るのではなく、「心をおくる」運動です。紛争などで心が傷ついたお友達に「笑顔になってほしい、幸せになってほしい」という祈りを込め、取り組む活動です。秋田教会では、親と子が共に平和について語り、願いを持って取り組むことを大切にしてきました。

小さいお子さんは、「ママと2人でお話ししながら準備したりするのが楽しい。」「顔もわからないけれど、喜んでもらえるとうれしい。」と教えてくれました。高学年のお子さんは、「届いた誰かが喜んでくれると思ったら、すごいことなんだなと思いました。いろんな人に教えてあげたい!」と、良いことを人と分かち合いたいと感じてくれました。
日ごろから家族で、世界に目を向けたり、平和について話あう機会は少ないと思いますが、世界のこと、平和のこと、幸せのことを、親子で話し合ったり、紛争がない地域に生きていられることに感謝する、ゆめポッケを通じてそんな時間を過ごして頂きたというのが、私たちの願いです。

 親子で取り組むゆめポッケ