広島に原爆が投下されて78年となった8月6日、秋田教会では庭にアオギリの苗を植えました。
この苗は、峯坂教会長さんが前任地の越後川口教会から昨年もらい受けたもの。
みなさんのお世話のおかげさまですくすく育ち、教会の庭に植えさせていただきました。
実はこの苗は広島教会から株分けされた被爆したアオギリの孫にあたります。
「ヒロシマ被爆3世 アオギリの木」が秋田の地に根を張ることになりました。
広島教会に植えられた被爆したアオギリの木は、現在もたくましく元気に枝葉を広げています。
その子どもの苗を教会の敷地に植え、大きく育てた越後川口教会。
「ヒロシマ被爆樹木 アオギリ2世」として今も大切にされています。
峯坂教会長さんは、「ヒロシマの平和宣言にあったように、二度と戦争を起こさないためには、平和とはなにか、争い事を起こす心はどんな時かということを真剣にそして具体的に考えることが大切。」とお伝えくださいました。
原爆投下という悲惨な所業を二度度繰り返してはならないと、遠い昔の出来事として語り継ぐだけではなく、
このアオギリのように、今も息づいて脈々と受け継がれているいのちがあること。
苦しみを抱えながらも、懸命に生きる姿を目の当たりにすることによっていのちの尊さを自分事として感じ、
その想いに向き合い共に生きていくことの意義をかみしめながら大切に育てていこうとお誓いしました。
「八月や 六日九日十五日」
会長先生のご法話にあるように「地球に住むすべての人がほんとうの意味で安心して暮らせる世界を心の底から願う」日々を送り、自他一体の尊いいのちであることを人さまに伝えていくことの大切さを新たにさせて頂きました。 合掌