鳥海支部の元気印、藤山和代さん(87)は、毎日編み棒を動かしながらかわいいニット帽やマフラーを編んでいます。
そのカラフルな帽子を遠く海を越えたネパールの子どもたちが心待ちにしているのです。
藤山さんのお嬢さんご夫婦は、長年ネパールの山奥にある地域の学校や病院の建設、水道や電気などのインフラ整備しながら、人々が自立した生活を送れるよう日本から支援をしている「ネパール応援団ブッダの目」で活躍されています。
藤山さんは、千葉県に住んでいるお嬢さんご夫婦が、海外の支援活動をしていることを知り、「自分にもできることはないか?」と考えました。
そして3~4年前から、カラフルな毛糸で帽子を編むことにしました。
手先の器用な藤山さん。3日間で一個のかわいい帽子が編みあがるそうです。すごいですね!
ネパールは高原地帯でとても寒いので、藤山さんの作った帽子はとても喜ばれています。
毛糸の帽子はネパールではとても貴重な物。
普段使いしてほしいと思っているのに、「もったいなくてこれは特別の時に使う!」とみんな大事にしているそうです。
ネパールに住む日本人スタッフさんからもお礼のおハガキが届き、ますますはりきって帽子をつくる手に力が入ります。
黙っているより手を動かして「人さまのために」と話をしていても帽子を編む手が止まることはありません。
編み棒を動かしながら、自分ができることがある幸せを分けてくださいました。
支部の皆さんが被っているかわいいニット帽がネパールに贈られるのですね。素敵です!
「いつか、ネパールに行ってみたい。」と語る藤山さん。
ネパールの子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、今日も編み棒を動かします。
87歳には見えないくらいはつらつとしている藤山さん。
菩薩行が元気の秘訣ですね! 合掌