11月30日、竿燈会のリーダーたちが竿燈の親竹になる真竹を頂きに行ってきました。

竿燈の中央の柱になる親竹は孟宗竹のように末広がりではなく、上から下まで真っ直ぐの真竹でなければいけません。
真竹は寒い地域ではとても稀少で、どの竿燈会もがなかなか手に入らないことを苦慮しています。
竹屋さんに発注しても数に限りがあるのでたくさん確保するのがむずかしいのです。

そんな中、こんなにも立派な真竹をたくさんお分けいただきました。
数年前からリーダーたちがこのことを教会長さんにお話させて頂いていました。

日本の伝統を大切にし、未来を担う青少年を育てる苗代となる竿燈会に大きな役割を見出してくださる教会長さんが手を尽くしてくださり、
ついに一昨年、山形県酒田市に竹林がある鶴岡教会の信者さんとご縁がつながりました。
そしてとても立派な真竹を毎年頂戴することができるようになりました。ほんとうにありがたいことです。
今年の8月4日の竿燈まつりには鶴岡教会の教会長さんはじめ、壮年さんが半纏を着て参加されました。

採集した竹は十分に乾燥させ、真っ直ぐになるよう数年かけて寝かせてようやく竿として使えるようになりますので
今年の竿燈には使われませんが、竿燈まつりを出発から戻り竿燈まで堪能されました。

「いづれ、私たちの竹も竿燈になると思うとワクワクするね!」ととても喜ばれていました。

私たちの竿燈会は不思議なご縁と多くの陰の力に支えられています。
たくさんの方の思いを胸に、技を磨き、感動をお分けできるようますます頑張ります!