教会長メッセージ
喜びの種をまく
東北地方北西部に位置する秋田県は、春夏秋冬、豊かな自然に恵まれ、伝統的な文化や祭りが伝承されています。水が清く、おいしいお米がとれるので農業県のイメージがありますが、意外と第三次産業が多くを占めています。秋田といえば、秋田美人。そのせいか、人口当たりの美容院の数は日本一。また、全国学力テストのトップクラスを誇り、教育熱心なところとして知られています。
昭和20年代、県南に位置する本荘と鳥海の地に法の種がまかれ、その実を結ぶ同じころ、秋田市では「横手支部第2法座所」として毎日法座が開かれるようになりました。昭和39年3月10日、「秋田支部」として発足し、横手支部長だった鷲沢位江が初代支部長に就任いたしました。草創期の幹部さん方の寝食を惜しまぬ布教活動によって、ご法の種が運ばれ、実を結び、また喜びの種をまく。脈々と受け継げられて、今年、秋田教会は発足58年目を迎えます。
この2年あまり、新型コロナウイルス感染拡大により、生活環境、仕事、教育などの日常生活は大きな影響を受けました。このコロナ禍で、人との出会いの大切さや話をすること、聞いてもらうことがいかに有難いことであったかを痛感いたしました。
現在、秋田教会では、「輝かそう 自分らしさ つなげよう 悦びの輪」をスローガンに、宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という言葉を心に刻んで、明るく、楽しく、前向きに布教活動に励んでいます。そして、新型コロナウィルス感染拡大をきっかけに、教会に集まる布教から地域分散型に切り替え、拠点を広げながら、一人ひとりとのご縁を大切にしています。オンラインを通じて、会員さんの気づきの説法やみ教えをお伝えてしています。常に、つながり方を創意工夫し、前向きにチャレンジしています。
「菩薩を育てる苗代となる」ように、未来を担う幼少年、青年育成に尽力し、どなたでも参加のできる家庭教育、社会貢献活動を推進してまいります。 さらに、信仰者として、親として、夫婦として、父母として、明るく、優しく、あたたかく心豊かな家庭成仏、思いやりあふれる地域のオアシスを目指して、精進してまいります。そして、一人でも多くの方々とご法の縁を結んでいきたいと思っています。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。 合掌
歴代教会長
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初代教会長 鷲沢位江1969年~1984年
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第2代教会長 古舘利浩1984年~1987年
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第3代教会長 近藤嘉秀1987年~1997年
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第4代教会長 南 惠信1997年~2004年
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第5代教会長 金田充弘2004年~2007年
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第6代教会長 渡邊惠世2007年~2009年
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第7代教会長 結城利之2009年~2017年
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第8代教会長 髙橋一郎2017年~2021年