8月24日、11名のサンガと共に五城目町の災害ボランティアに参加させて頂きました。
まさにお盆を迎える8月12日の豪雨により、五城目町内川湯ノ又地区を襲った甚大な水害の復旧作業です。
いいお天気に恵まれ、平日にもかかわらずたくさんのボランティアがエントリーしていました。
コロナ対策で各人検温を済ませ、社会福祉協議会のスタッフさんが参加者と依頼内容のマッチング(担当場所の振り分け)をしてくださり、作業の流れや注意点などの説明を聞きます。その後用具を貸して頂き出発です。
私たちがご縁を頂いたのは、町内の備品の保管も請け負っているSさんの大きな小屋の泥のかき出しと清掃作業でした。大人数でのニーズということで全員が同じ現場に配置され、個人参加した3人のボランティアさんも加わりいよいよ作業開始です。
町内の端にある30畳ほどの大きな小屋の中には30㎝ぐらいの深さの泥が堆積し、3歩進むと足が抜けなくなるような粘着力のある泥に苦戦しながらの作業です。それでも、泥にまみれた道具をすべて外に出し、泥をスコップで掻き出し、ネコ(一輪作業車)に乗せて外に運び出します。
これが重いのなんの…大量の水を含んだ泥のハネを全身に受けながら、時々腰を伸ばしてみなさん頑張りましたよ。
30分に一度の休憩には水分をたっぷり補給して、作業を依頼したSさんともたくさんお話をして、とても仲良くなりました。
なんと午前中には小屋の中の泥はすべて撤去、午後からは側溝に詰まった泥をよせ、川からポンプで上げた水で泥を洗い流し予定より30分早く作業終了です。(パチパチパチ…拍手)
見違えるようになった小屋の様子に達成感を味わった一同。
仲良くなったSさん、一緒に作業してくださったボランティアさんと共に記念写真を撮りました。
日ごろ、菩薩行は意識していても目に見えるような嬉しい結果を表してくださることは少なく、目の前で本当に心から喜んでくれる方の姿を見させて頂く機会はめったにありません。しかし今回はサンガが心を込めて、一つの目標に向けて自分のできる精一杯の努力をし、やり遂げました。それを喜んでくださる方の笑顔を前に、何とも言えない幸せを感じることができる貴重な体験をさせて頂きました。
相手の心に寄り添い、苦を取り去り、悦びを分かち合う。
そんな修行を日々積み重ねていけるといいなあと感じさせて頂くありがたい1日でした。みなさんお疲れさまでした。
まだまだ、作業はたくさんあり、ボランティアの募集は継続中です。ぜひみなさんも参加してみませんか?