活動紹介

「私たちは忘れない。忘れられない。」

2023/06/18

令和5年5月26日、男鹿半島沖から津軽海峡の西側にかけて大きな範囲を震源域とする「日本海中部地震」から40年を迎えたこの日、男鹿支部では入道崎の広い野原で慰霊供養をさせて頂きました。

40年前のあの日、加茂青砂の海岸に遠足で来ていた合川南小学校の子供たちが、リュックから取り出したお昼のお弁当を広げた時、恐ろしい大津波に飲み込まれ、13人の児童が犠牲になってしまいました。男鹿では大きな地震は長い間なかったため、津波が来るとは誰も思っていなかったと思います。

当日は好天に恵まれ、風もなく、多くのいのちを奪った海もとても穏やかでした。

 

支部の皆さんで書かせて頂いたひげ題目と、きっとおなかがすいていただろう子どもたちのために、食べたかったようなものを真心でお供えさせて頂き、童男童女十三名霊 位のご供養をさせて頂きました。

 

 

 

 

あなたたちが感じたあの日の恐怖を40年過ぎても…「私たちは忘れない。忘れられない。」

そんな誓いをこめて支部サンガが心ひとつにご供養をさせて頂きました。

ご供養の途中、ひげ題目に乗ってお弁当を入れたリュックを背負い飛んで行く子どもさん達の姿が見えたような感覚になり胸が熱くなりました。

また、壮年部の畠山さんは、「ここ入道崎は昔、何隻も船が座礁し、たくさんの方が亡くなった。その諸精霊もご供養を受け取ってくれた気がする。」と話してくれました。
本当にいのちの尊さ、不思議さ、有り難さを教えて頂いた1日になりました。
ありがとうございました。合掌。

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