「私たちの60周年 能代支部茶話会」訪問記 大澤希依子
さあ、能代支部も「私たちの60周年」が始まりました!👏👏👏
4月17日、お茶会はじめ?に行ったのは、教会長さん、総務部長さん、私大澤、秋田第三支部の鈴木支部長さん、羽澤主任さん、齋藤主任さん。
お茶会って、無作法な私とはのもの・・・作法を知らな過ぎて恥ずかしいな・・・
そんな思いを抱きながら秋田教会から約1時間あまりで到着。
アットホームな雰囲気の能代法座所に入ると、支部の皆さんの笑顔と共に手作りの散策マップが迎えてくれ、不安はワクワクに変わりました。
御宝前に向かうと、手前には「花結界(はなけっかい)」が飾られており、招く側とお客さまの間に飾るものだと教えていただきました。
ちなみに茶道でいう「結界」とは、聖なる領域とそれ以外を分けるための堺を花でつくるので「花結界」というそうです。
興味深く聞いていくと、今日の「花結界」はこの時期だけ、つまり椿が咲く季節に使うもので、
すべての出来事、あらゆる自然の現象がお茶をいただく風情(ふぜい)と教えていただきました。素敵💛
お茶会に入る前に、伊藤支部長さんが小堀流のお茶の心得を分けてくださいました。
【ダーナで連載された小堀宗実(こぼりそうじつ)家元の「お茶を一服」より】
『お客さまはいつ見えるかわかりません。常に準備をしておいて、いつ何時も「一服いかがですか」とおすすめできるように、ゆったりとした心構えでいたい。茶事だけでなく日々の暮らしにおいても、人をいつでも受け入れられる、待っていられる、そういう心の大きさが大切』と教えてくださいました。茶道の話ですが、「法華経を生きる」そのものではないかと、私はえらく感動しました。
「聞いて欲しい」「困っている」「どうしたらいいんだろう」そんな声を聞いた時、これから準備をしますから来週来てください、それはないですよね。すぐに相手を招き入れ、「一服いかがですか」と、丁寧な心で向き合っていける自分になりたいと思わせていただきました。
【 ↑ 2018年3月、4月号の「やくしん」で光祥さまと対談されています。】
お茶会が始まると、まさに相手中心の世界です。
お迎えしてお茶をたててくださる側は、お客さまに合わせて茶碗を選び、「おはこび」の方はひとりひとりにお茶碗の一番良い柄を相手に向けて丁寧に勧めて下さる。私たちはそのもてなしの心を受けとり、柄を拝見してから少し飲み口をずらしていただく。飲み終わったらお茶碗の底までも心遣いがほどこされている柄を堪能する。そのときはお茶碗を持ち上げず(落としたら失礼になるので)前かがみになり自分の身体を近づけて拝見します。
映画で観たワンシーンを思い出しました。
樹木希林さんが出演されていた「日日是好日」。この映画を観て茶道に少し憧れた私(その時だけ)。
水木副支部長さんから手ほどきを受けながら、無作法な私でもお茶とお菓子、そして和やかな会話をゆったりと楽しむことができました。
とても贅沢な時間をありがとうございました!
お茶会は決して堅苦しいものではなく、むしろ心がほどける空間です。
たくさんの方に体験していただきたいと思いました。「百聞は一見にしかず」ですね!
🌸茶話会のご案内🌸
毎月17日10時30分
会費500円(当日でOK)
お茶菓子の準備のため申し込みは2週間前くらいまでお願いします。
慰霊碑にお参り 弘法大師が訪れたといわれる井戸