活動紹介

読み聞かせの意義

2025/03/14

読み聞かせの意義 ***その1***

 

幼い子どもを親が虐待する。老いた親を息子が殺す。友だちをいじめて自殺に追いやる。信じられないような事件が繰り返し報道されます。その原因を考えてみると、子ども時代に行うべき感情教育が忘れられ、何よりも大切な想像力を持てなくなったからです。何がうれしくて、何が悲しいのか、人間らしく感動する心が失われてしまったのです。

感情教育は特別に行うものではなく、日常生活の中で自然と培うものです。子どものために身近な大人がお話をしてあげる、あるいは絵本やお話を読み聞かせてあげる、そんな触れ合いを通して子どもの喜怒哀楽の感情を生き生きとしたものに育てていきたいものです。

お話の嫌いな子なんて一人もいません。お話を聞きたがらない子どもがいるとしたら、お話が嫌いなのではなく、お話を聞く喜び知らないだけです。

 

 

昔より物語は声によって語られてきました。子どもたちに身近な昔話もすべて口と耳によって語り伝えられてきたものです。語り手と聞き手が共鳴しながら物語の世界を楽しむ、これこそが読み聞かせの醍醐味であり、親子が心を一つにできる至福のひと時です。

読み聞かせは子どものためだけではなく、実はお母さんのためでもあるのです。おもしろがったり、悲しがったり、お話の世界にすっかりひき込まれていくわが子の心のうちが手に取るように伝わってくる時、母であることの感激で胸がいっぱいになるはずです。

みなさんも、大人であることの常識を捨て、子ども時代に立ち返ってお話を楽しむなら、不思議な出来事を不思議に思える感性が蘇ってきます。すてきなお話は、子どもばかりか、大人までも感動させずにはおきません。すてきなお話を読み聞かせてあげたいと思うなら、自分も子どものためのお話を好きになることです。童話や絵本の魅力の分かる大人になりたいものですね。  『La qualité 別冊 読み聞かせ読本』 平成23年発行より抜粋

 

ホッとカフェ〝糸〟では、これから、おすすめの絵本や童話・民話などを紹介していきたいと考えています。お楽しみに!

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