教会からのお知らせ

令和5年7月の秋田大雨災害の状況について

2023/07/21

秋田県では、7月14日からの記録的な大雨により、川の氾濫や土砂災害が相次いで発生しました。

秋田教会の包括地域である秋田市や男鹿市、能代市、そして五城目町が大きな被害を受けました。

  

秋田県の発表によると20日時点で床上浸水は754棟、住宅被害は床下浸水を含め少なくても1100棟余りに上っています。

秋田市内では3万2千世帯もある地域が水に浸かったため、まだまだ被害件数は増える見通しです。

そして、五城目町と能代市の一部では今も断水が続いていて、食事、入浴、洗濯などいまだ不便を強いられている状況です。

 

今現在、把握されている会員の被害状況は、床上浸水18棟、床下浸水9棟、その他車の水没などを合わせて29件の被害情報が寄せられています。(7月20日現在)

水害の当日から教会内に対策本部が設けられ、教会長を中心に状況収集を開始。

  

最新のニュースや行政の救済緊急情報、社会福祉協議会のボランティア情報、そして水害時の片付け方の知恵などを、教会布教LINEを通じて各支部に発信し、主任さんのきめ細かいお手どりによって、被災された方の不安の解消に努めています。

そしてニーズに合わせて教会壮年部を中心に住宅の家財の運び出し、泥上げ作業の手伝いをさせて頂いています。

  

また、いまだ断水中の地域には、何度も水を運びながら生活の状態を確認しています。

まだ水道復旧の見通しが立っていないため、不安を抱えている方も多く、声にならない心の叫びをキャッチできるようお手どりをさせて頂いています。

 

ご本部はもちろん、全国の教会の教会長さん、多くの会員さんからお見舞いのお言葉を頂戴し、感謝でいっぱいです。

他教会からボランティア隊の申し出や、救援物資も届いています。

 

自然はときに厳しく私たちの在り方を教えてくださいます。

と、同時に私たちの心を癒してくれ、喜びを与えてくれます。

こんな状況下でも秋田教会に植えられたダリアの花が咲きました。

   

仏さまのはからいをどんな宝物にしていけるのか、どんなありがとうが見つけられるのか、誰かのために自分のできることは何か…

  

いまこそ「み教えと共に歩むとき」と秋田教会は顔を上げて人さまのもとへ足を運んでいます。合掌

 

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