秋田県では、7月24日から降り続いた記録的な大雨により、川の氾濫や土砂災害が相次いで発生しました。
秋田県の発表によると8月2日時点で床上浸水は46棟、住宅被害は床下浸水を含め少なくても270棟余りに上っています。
秋田教会の包括地域である由利本荘市、にかほ市、そして3年連続五城目町内川地区も規模は小さいものの被害を受けました。
由利本荘市の森子、山本地区は子吉川の氾濫により道路が冠水。
久保田地区は用水路の決壊により田畑が泥で埋まり甚大な被害がでました。
秋田県は毎年のように大雨被害が続きましたが、全国の多くの会員さんからご心配やお見舞いのお言葉を頂戴し、感謝でいっぱいです。
おかげさまで会員宅には大きな被害はありませんでした。
そんな中、自分の家は高台にあり難を免れたと地域の方の避難所として自宅を開放する方や、
「最近ちゃんと仏さまに手を合わせないからこんなことになったべ。」とお父さんに言われ、毎日のご供養を再開した方、
自分の家は仏さまに護ってもらったと、教会からの支援物資をご近所さんにお配りし喜んで頂いた方など…
大変な中にも多くの方が菩薩として活躍しています。
米どころの由利地区は農業被害が甚大で、農地が水に浸かり、あぜ道や水路が壊れる被害がたくさん出ています。
にかほ市は漁港があり漁業が盛んな町ですが、川の上流から倒木や大量のゴミなどのがれきが海に流れ着き、金浦漁港では船を出すことができず漁に影響が出ています。
復興までにはまだまだ時間がかかりますが、秋田教会は、お互いさまに声を掛け合って協力しながら前に進んでいます。
「被災から気づいた今まで見えなかったありがたさ、仏さまのご守護の世界をかみしめ、今出来ることを助け合っていきたい。」と地元の支部長さんは語ります。
「立正佼成会の教えは、苦をなくすためのものではありません。苦をきっかけにして救われていく教えです。
泥沼にこそ大輪の蓮の花が咲くのです。」
と、基本構想で次代会長光祥さまがご指導くださったように、美しい蓮の花を咲かせることを目指して…
秋田教会の玄関に、ただいま、きれいな蓮が咲いています。